やめていい塾、やめない方がいい塾(4)できない原因は塾か?

成績が上がらないから、転塾する。

それは成績が上がらない原因が
分かっている場合にだけ、意味がある。

「塾を変えれば成績が上がるんじゃないか」

と考えて、何度も転塾を繰り返す親御さんがいる

いわゆる、学習塾難民というやつだが、
こういう場合は成績なんか上がらない。

子供が勉強できない原因が、
外にあると思っているからこういうバカなことをやる。

原因が分かっていれば、転塾するにしても
原因に応じた塾を探せば一回ですむから、
塾を何度も変えるというようなことは起こらない。

転塾を繰り返すというのは、
勉強ができない原因が分かってないからこそ
起こる現象なのである。


そして、できる子供というのはたいてい、
塾に来た時点からできているのが普通だ

知識は少なくとも、読み書きや計算はきちんとできる。

計算速度は遅くても、できるし、家で勉強しているのがわかる

子供の勉強を家で見ているかどうかなんて、
塾の講師にはすぐに分かってしまうが、
そういう子供の場合は、
どこの塾に行っても成績が上がる

塾は「できる子供」を伸ばしているだけ!

一方、できない子供が急にできるようにはならない。

理由は簡単で、成績が上がる理由がないからだ。

できる子供というのは、家で基礎的な勉強をしている子供である。

言うなれば、土台がソコソコできているので、
あとは上に建物を建てればいい状態だ。

ところができない子供というのは、その土台から作らないといけない。
土台から作らないといけないので、時間がかかる。

あるいは、地頭はよいのだけれど、
今まで勉強の方法が分からなかったり、
勉強の練習をしてこなかった子供なども成績はすぐ上がる。

こちらはスピードがあるので、土台からやり直せば
さほど時間がなくても、できるようになる。

成績が上がる素地を持っている子供とでもいうべきか。

しかし塾で面談をしていても、図鑑どころか、
辞書すらない家庭というのもある。

そういう家庭の子供はやはり、勉強ができないし、
なかなか成績も上げられない。

子供が勉強しようと思っても、
分からない言葉があったらそこで止まってしまう。

これでは勉強が進まないから、結局途中でやめてしまう。

家に子供用の辞書や図鑑があるかないかだけでも全然違う。

歴史漫画などの学習漫画も、漫画だと思って侮ると、痛い目に遭う。

単なる暗記と、具体的なイメージのついた言葉では、
理解度が全然違うから、
漫画のキャラクターのようなものであっても
イメージをもてるのは重要なことである。

こういうモノは、低学年くらいから家に並べておくと、
子供というのは好きなときに勝手に読むので、覚えも速い。

成績が上がらないから転塾するという場合、
まず家庭に成績が上がる理由があるかどうか考える必要がある。

これがなければ、思いっきりブレーキを踏んだ状態で
子供を塾に行かせていることになるので、
成績なんか上がりようがない。