あと四ヶ月で受験だというのに、全然集中力のない子ども。
どうしたものかと、ずっと考えていたが、結局、出口汪さんの『新日本語トレーニング』を、1ステップずつやらせてみることにした。
6年生の男の子だし、ステップ1からやるのもどうかと思って、ステップ6から始めてみた。
そしたらすごいね。1時間半、黙々とやっている。
ステップ6だけ渡したので、本文は話の前半だけしかないのだけど、話の続きを読みたいのか、ページを後ろの方までめくって見てる。
トイレに行くのも、以前は問題の途中でも平気で行っていたが、なんと区切りのとこまでやってから行く。これにはビックリ。
考え方や解き方が、一問一問、対話形式で詳しく説明されているので、自分でできるというのが、嬉しいのかも知れない。
親や塾の先生に、なんだかんだ言われて問題を解くのって、やっぱりストレスだからなあ。
以前、全然勉強する気のない5年生の女の子に渡したときも、なんか気に入ったみたいで、どんどんお母さんに次の本を買ってもらってやっていたが、教材自体に力があるのを再確認した。
子どもにとって、『自分1人でできる』っていうのは、ホントに大事なんだね。
しかしこの時期に、これに戻るのは、ちょっと冒険だ。なんせあと18週間しかないから。
で、困って、ストロング宮迫&タイガー山中氏の『新・勉強の常識』を読み返して、
『子どもには、勉強をやる気なんか元々ありません』
という記事(64ページ)のところで、思いだした。
「小さな成功体験を積み重ねるのが、やる気を引き出す」というのは、他の本にも書いてあることだけど、最近この子は、怒られてばかりで全然やる気がなくなっていた。
6年生から受験勉強を始めたから、6年生向きの受験教材はちょっと難しすぎたようだ。
特に国語は、なぜそうなるか、私が見ても、因果関係が不明な答えが載っている場合も少なくない。
言ってみればブラックボックスだから、そんなモノを毎週やらされていたら、気も狂う。子どもだって、訳がわからないものを続けてなんかいられないわけだから。
今の時期に、基本に戻るというのも何だけれど、勉強というのは、そういう基礎力がなければ、結局いつかはやり直さないといけない。
集中して1時間半、問題に取り組んだと言うだけでも、貴重だし。
全部で30ステップあるが、この分だと一週間で2ステップ以上進めそうだから、冬休み前までには終わるだろう。『漢字・言葉のトレーニング6年生』と合わせてやれば、うん、大丈夫だ。
しかし、最近は、芥川龍之介とか、読まないのかねえ...
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