9月頃になると、たまにお見えになるのが、
転塾しようと言う親御さん。
中学受験で、小学6年生の9月に塾を替えるだなんて、
なんかもうエラい決断されて塾に見えたりする。
特に大手のSを辞めて個別塾に塾替えしようと言う人は
何人かいたけれど、どうもやっぱり「なんだかな」という感じだ。
どうもSという塾は、
9月から志望校別の授業になるらしいのだが、
塾の方から志望校を押しつけてきて、
親や子供の志望校の希望を受け入れてくれないらしい。
親や子供の側は、自分の行きたい学校が決まっていて、
ただそこに合格できればいいと思っているのに、
偏差値などの成績を見て、
もっと上の学校を受けろとか押しつけてくるらしい。
父兄面談などで、そう言う押しつけに辟易した親御さんが、
子供にあった塾を探して個別塾にお見えになるらしい。
まあしかし、6年生の9月から塾を替えるというのは、
かなりの冒険だ。
というのも中学受験の場合、あと20週間前後しか時間がない。
20週間だと、6週間を一つの括りとして3タームになる。
最後の1タームはもう総復習と過去問対策になってしまうから、
実質新しいことをやるには2タームしかない。
ここでもし、読み書きや計算の基礎があやふやだったりすると、
基礎からやり直さなければならないのだが、
時間が致命的に足りない。
基礎力なんかはそんなに急に身に付くものでもないので、
そういう子供を受け入れる塾としては大迷惑だ。
だからこういう時期に受け入れてくれる中学受験専門塾は、
まずないだろうから、結局個別指導の塾と言うことになる。
中3でもそう言う時期に慌てて塾に来られる親御さんもいるが、
無理なんだよね、ホントに。
売り上げを上げるために個人塾などでは受け入れざるを得ないのだが、
やっぱり迷惑なんだよなあ、、、
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