夏休みにやって欲しいことは、計算と言葉の徹底的トレーニング。
教える側から注文をつけるとすると、それだけしかない。
ハッキリ言って、基礎学力がガッチリしていない子供は、
応用問題なんかすぐにできなくなる。
昨日できていた問題が、翌日にはできなくなっている。
これはもう、基礎学力がしっかり固まっていないせい。
要するに考えるための寄る辺がないから、
あっと言う間に記憶から消えてしまうんだ。
基礎学力がないというのは、簡単に言うと、
バケツの底に穴があいている状態。
あとからあとから知識を詰め込もうとしても、
どんどん底から抜けていく。
基礎学力という根っこや幹があってこそ、
応用力という枝葉が茂るのだが、
根っこも幹もない状態では、枝葉は茂らない。
こんな状態で、「成績を上げて下さい」と言われたら、
もうただ毎日基礎的なトレーニングに明け暮れるしかない。
本当はこんな事、家庭でやってもらった方が、
塾代の節約にもなるし、塾の先生としても教え甲斐があるんだけれど、
残念ながら、できない子供というのはそんなに甘くない。
塾では、できているかどうか、チェック程度のテストのつもりで
基本的な問題を出しても、そこで山ほどつまずいてくれる。
なので十五分程度で住むようなところに、
一時間もかかったりする。
これでは成績が上がるはずがない。
だってできる子供というのは、
そう言うところはきちんと家でトレーニング(勉強)してるから。
基礎ができていると、あとはもう応用だけだから、
応用問題も解けるようになっていく。
一方、基礎ができていない子供は、
相変わらず基礎的な問題で四苦八苦していて、
応用問題や発展問題は、いつもいつも付け焼き刃。
これでは実は、入試本番では問題は解けない。
結局ダメって事になる。
後先をちゃんと考えるなら、とにかく基礎・基礎・基礎。
これを徹底的にやってもらいたい。
小学生も、中学生も、高校生もね。
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