日経kidsプラスの1月号は、「男の子の国語力、女の子の算数力」と題した中学受験特集だった。
前半は、男の子の国語力をどうあげるか、女の子の算数力(図形力)をどうあげるか? という内容で、後半は、中学受験が良いか悪いか、公立・私立双方の出身の東大生の意見を見開きで紹介していた
しかしまあ、内容的には、来春の受験にはちょっと間に合わない内容だったね。というのも、小学校3年生とか4年生とかの話が多かったし。
国語力を上げるには、結局、言葉・漢字などをどうやって早い時期に覚えさせるか、辞書をリビングにおいておいて、テレビや新聞で知らない言葉が出てきたら調べさせるとか、そう言う方法が載っている。
物語文だと、子どもに登場人物の感情を2択で考えさせるとか、そういうテクニックを紹介しているが、果たしてこれ、子どもに使いこなせるか?
大学入試の英語だと、形容詞や副詞の意味がわからないときに、「良い意味か、悪い意味か?」「多数か、少数か?」という2択で考えるというテクニック(?)があるが、あれだね。
言ってみれば、国語におけるニセニュートン法だ。
とにかく2択に持ち込む。持ち込んでみて、どちらが妥当か考える。
全体を見るとボンヤリしていてよくわからないが、いくつかに区切って部分だけ見ると見えてくると言うテクニックだね。
ただしこういうテクニックは、ある程度地力がないと、結局、生兵法になってしまうので、来春の受験に間に合わせようと思っても、間に合わないかも知れない。
中学進学後のことを考えれば、こういう枝葉のテクニックより、漢字・言葉のトレーニングなどの語彙トレーニングと、読書量を増やした方が、あとあとのためになると思うが。
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