犬のしつけと、子供の教育。ごほうびはダメ?

最近、森田流犬のしつけというDVDが売れているそうだ。
【犬しつけ】あなたの愛犬が見違えるほどいい子になる森田流犬のしつけ法というものだ。

これは、テレビ東京の番組「テレビチャンピオン」の「犬のしつけ選手権」の優勝者の森田さんが、わがままに育ってしまった犬を教育するノウハウで、多くの愛犬家から支持を集めているらしい。

ところがこのしつけ法が、従来のモノとは変わっている。というのも多くの犬のしつけ法は、ごほうびやボール遊びなどのオモチャを使うのだが、それでは返ってしつけができないというのだ。

ごほうびやオモチャを使ったしつけをすると、犬はごほうび欲しさやオモチャ欲しさで言うことを聞くようになる。しかしこれは、犬の『獲物を獲得しようとする狩猟本能』を利用したしつけ方法なので、しつければしつけるほど、犬の狩猟本能が活性化されてしまう。

それで目に映る動くものなら何でも吠えたり、飛びかかったり、噛みついたりという、乱暴な犬になってしまうという。

セールスページから、引用してみると、こういうことだ。

たとえば、「お座り」を教える時、あなたが今やっているしつけが、ボールや食べ物を使うしつけ方法だとしたら、犬が従っている理由は、

「食べ物がほしいから座った」
「ボールやおもちゃがほしいから座った」

ということです。

それは、ものに従っているだけで、ものを獲得するためのゲームをやっているだけなんです。犬はおやつがほしくて、ボールがほしくて、従っているだけなんです。だから、おやつやおもちゃがあるときは言うことを聞くけれど、それらがない時はまったく言うことをきかなくなってしまいます。

心当たり、ありませんか?

犬の行動心理学の視点から、話をすると、おもちゃやおやつがほしくて言うことを聞いているということは、犬の本来もっている、獲物を追いかけるという狩猟本能に働きかけていることになります。 つまり、狩猟本能という攻撃的な野生の本能を強めることになります。

ですから、実は今までのしつけ方法では、しつけをする前よりも、しつけをした時のほうが余計に
手に負えない犬になってしまっているんです。

野生の本能が強くなると、野生の特性である、人や犬に対して吠えたり、動くものに対して向かっていこうとする行動(狩猟本能)が日に日にひどくなります。

※以上 『【犬しつけ】あなたの愛犬が見違えるほどいい子になる森田流犬のしつけ法』より引用

これって、テストの成績でお小遣いを上げたり下げたりして育てたら、お金にならないなら勉強する気が起こらなくなってしまったという子供の事例にダブるね。

子供を勉強させるために、何らかのごほうびをあげるというのは、たしかに狩猟本能に働きかけるしつけ法かも知れないし。

難しい問題だ。

犬のしつけに興味がなくても、一度読んでみよう。カチッとね。↓


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