予習シリーズ算数 5年上 後半の注意点は?

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5年生からの中学受験、次は予習シリーズの5年上後半の内容の確認だ。

 

予習シリーズの5年生版は、小学校5年から6年生で習う

  • 小数のかけ算わり算
  • 分数の足し算と引き算
  • 分数の掛け算と割り算
  • 円の円周や面積、扇型の面積

が、既習(すでに学習済み)扱いになっていて、これらはもう普通にできて当たり前という状態で構成されている。

 

四谷大塚やその提携塾では、これらを4年生の夏期講習などで学習済みだから、そりゃそうでしょうというところか。

 

では、5年生から中学受験勉強を始めた場合、予習シリーズの4年生版から始めるべきかというと、そこはちょっと時間のムダのような気がする。

 

4年下の内容は図形に関するものが多く、割合も取り上げているが、歩合や百分率といった概念は使っていない。

 

歩合や百分率は5年上で学習するので、重複する。

 

5年上の前半では、小数や分数の計算を使わない単元もあるため、小数や分数の計算を学習するのと並行して、これらの計算を使わないで良い単元を学習するのが効率的だと思う。

 

そして図形に関しては独立した単元だから、夏休みだとか冬休みに、まとめて学習すれば良いと思う。


予習シリーズ算数 5年上 後半の単元と内容

※青背景の部分は、小数や分数の計算を使わない単元。

四谷大塚での学習時期 単元名 学習内容
第11回(5年生5月) 場合の数(ならべかた) いわゆる「順列」の問題。道順の組み合わせ、カードの並べ方、班長と副班長の選び方、色の塗り分け、他。
第12回 場合の数(組み合わせ) いわゆる「組み合わせ」の問題。リーグ戦とトーナメント戦、作業分担の分け方、同じカードやモノが複数ある場合の並べ方、など。
第13回 速さとグラフ

秒速・分速・時速の復習(4年下第13回で既習)。ダイヤグラムの描き方、きょうだいが追いついたり出会ったりする問題など。
※入試では頻出の単元

第14回 水量の変化 容器に水をいれる注水問題、入れ物を傾ける問題など。発展問題は5年下第12回「水深の変化」で扱う。
第15回(5年生6月) 総合 第11回から第14回までの復習
第16回 旅人算とグラフ きょうだいが出会ったり追いついたりする問題をダイヤグラムを使って解く問題など。
第17回 いろいろな旅人算 池の周りを回る問題、二人の間の距離を表したグラフの問題など。
第18回 数列と数表 等差数列の復習(4年上・第14回で既習)、分数の数列、行列や三角数の規則性、
第19回(5年生7月) 図形上の点の移動 三角形や長方形上の動点の位置や、できる図形の面積を考える問題。
第20回 総合問題 第16回から第19回までの復習

5年上の要点と対策 図形問題は後回しで良し

予習シリーズ算数5年上は、前半で

  • 割合・百分率
  • 差集め算
  • 売買損益
  • 濃さ(食塩水のやりとり)

など、入試では頻出かつ必答の単元が多く、これは外せない。

 

しかし

  • いろいろな面積
  • 図形の転がり

など、入試では頻出だけど、正答率が低い単元もあり、これは後回しでも良いと思う。

 

図形問題は得意な子どもと不得意な子供がハッキリ分かれるし、比を使った解法も多いので、比を学んだあとでも良い。

 

それに図形問題は、努力の割合と結果がうまく比例しない気がするし。

 

5年上の後半は、水量だとか旅人算など、グラフ・ダイヤグラムを使う単元がたくさん出てくるので、ここはしっかりと学習したい。

 

 

 

 


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