中学生になると、途端に成績が落ちるわけ。

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小学校の時には、あんなにできたのに、中学生になったら、途端にできないグループになってしまった。

 

そう言うことを言われる親御さんがけっこういる。

 

でもこれって実は、錯覚だ。

 

小学校でやっているテストと、中学校でやっているテストは、テストの目的も問題のレベルも全然違う。

 

小学校のテストは、単なる単元・確認テストで、たとえて言ってみればオウムが言葉を覚えているか確かめているようなもの。

 

普通の子供なら、ほぼ満点を取れるような問題だ。

 

一方、中学校のテストというのは、覚えているだけでは、50点くらいしか取れないテスト。

 

中学校のテストは速さが要求されるし、判断力も要求される。

 

小学校の時は、変な話、ワンパターンの解法だけ覚えておれば良かったが、中学校のテストの場合は、いろんな解法を覚えて、そのどれを使うか、考えないといけない。

 

間違えると時間をロスするから、スピードがとにかく必要。

 

中学校というのは、成績を少なくとも五段階につけないといけないし、そのための資料・データがないといけない。

 

高校受験や就職も念頭にあるので、それに即したテストが必要なわけだ。

 

だから小学校時代と同じ気分でテストに臨むと、惨憺たる結果が待っている。

 

これは中学受験をして私学に進んでも同じ事だ。

 

大事なことは小学校で習っている、が、覚えていない
中学校に上がると、テストで大きな差が出てくる。

 

理由はいくつかあるが、そのうちの一つに、「覚えていない」というのがある。

 

たとえば三角形の内角の和が180度だっていうのは、小学生で習うのだけれど、覚えていない。

 

速さは、距離(道のり)/時間というのも6年生で習うが、覚えていない生徒も多い。

 

「き・は・じ」で覚えている生徒もいるが、うろ覚えで使えない。
かえって混乱して間違える。

 

濃さに至っては、ほとんどの子供が覚えていない。

 

こういう風に小学校で学んだはずの単元を覚えていないから、中学に上がって数学が始まると、文章題が全然解けなくなる。

 

さらに中一で習ったことを覚えていない子供、中二で習ったことを覚えていない子供、こういう生徒は中三になって、「1」を取る羽目になる。

 

学校の先生も、あまり「1」はつけたくないようだが、さすがにつけざるを得ないという子供がやっぱりいる。

 

中学に上がると、成績を上げる以前に、成績をキープすること自体が難しい。

 

ほっておくと下がる一方で、その淵源は小学校時代の中途半端な勉強にある。

 

小学校時代に、学校のテストが悪くないから安心していると、そう言うことになる可能性が大きい。

 



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