国語の成績が悪いのは(16)日本が良いのか、それとも外国

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中学入試の国語、のみならず、入試に出てくる評論文は、比較文化論というカテゴリーの文章が多いという。

 

比較文化論というのは、人間の行動が、異なった文化でどう違うのかを比べたものだ。

 

日本では、箸を使ってモノを食べるが、アメリカやヨーロッパでは、ナイフとフォークで食べる。

 

インドでは手づかみだが、左手は絶対使わない。
というのも、左手はお尻を拭くときに使うから。

 

そう言う風に、2つ以上の文化圏で、同じコトをするのにカタチが違うモノを取り上げ、それがなぜ違うのか、違うと何が起こるのか、そう言うことを考えてみるというのが
比較文化論というヤツだ。

 

比較文化論というのは、子供に対して、メタ意識のようなモノを持たせようと言う趣旨なのか、「答えは一つではないよ」
「方法は色々あるが、それによって良いこともあれば悪いこともあるよ」

 

などといったコトを教えてくれる。

 

そしてまた、比較して考えることの重要性を教えてくれる。

 

 

筆者の言いたいことを探せ!
比較文化論というのは、文化を比較するのだから、主観ではなく客観が重要だという趣旨が多い。

 

「日本人だから、日本のやり方を貫けばよい」
というようなことは、どちらかといえば少ない。

 

数年前に、「国家の品格」という本がベストセラーになったが、「ダメなモノはダメ。理屈じゃない」
というのが著者の言いたいことだったから、アレなんかは異色といえば異色だ。

 

もちろん一時期の評論は、「日本はダメだ、欧米に学べ!」
というモノばかりだったように思うが、逆もあんまり意味がないように思う。

 

他のパターンとしては、「世界中からよいところを持ってくればよい」
というのもあるような気もするが、ちょっと例が思い浮かばないね。

 

まあそれはそれとして、とにかく評論には、筆者が言いたいことがある。

 

それを突き止めることができれば、問題を解くのはかなり簡単になるはずだ。

 

もちろんそれが、なかなか難しいんだけれど。

 


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