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中学受験、塾用教材と市販問題集、何が違う?

中学受験用の、塾用教材と市販本(市販問題集)は、何が違うんでしょう?
小学生レベルの問題集ですと、塾用教材というのは、まず分厚い!ページ数が多い!

なにせ1冊で半年とか一年間、使うわけですから、1週間2~3ページずつ進むとしても150ページくらいになります。
それでたいていは「書き込み式」のワークブックのスタイルですので、どうしても大判(A4)で分厚いモノが多いわけです。

塾ではこのワークブックに書き込ませて、それでどこまで進んでいるかとか、理解できているかどうかを、確認するわけですね。塾によっては、書き込みが消せないように、ボールペンで式や答えを書き込ませるという指導をしているところもあるそうです。

一方、市販本の中学受験用問題集は、どちらかというとコンパクトなモノが多いようです。大きさはB5やA5くらいのモノが多く、また文字はかなり小さ目です。子どもが使うのだから...ということで小さくなっているのでしょう。使い方も、ノートを使って問題を解くという形式で勉強すると言うことでしょう。

市販の問題集は、値段も安くしないと売りにくいということもあるのでしょう。大判で高いモノはデザインも凝っています。

塾用教材は本じゃない

塾用教材というのは、実は本ではありません。ただの印刷物です。値段も書いていないモノが多いですし、バーコードもついていません。本には必ずついているISBNコード(国際)もついていません。

ISBNコードというのは、ウィキペディアによると、

ISBN(アイエスビーエヌ、International Standard Book Number) は、世界共通で図書(書籍)を特定するための番号である。日本語に訳すと国際標準図書番号となる。日本では、日本図書コードや書籍JANコードとして使用されている。

となっていますが、これがあると本として扱われるわけです。

日本では、再販価格維持制度というのがあって、本として認められていると、原則としては定価で販売しなくてはいけません。そして出版社に残っている本は、資産(在庫)として処理されるので、売れ残りでも資産があるという事になって、税法上不利になります。

一方、塾用教材というのは本ではありませんから、資産ではないわけです。価格もついてませんから、好きな値段で売ることができます。だから実は、市販本と比べるとかなり安いんですね。まあ、取引条件によって割引率は変わりますから、いくら...とは言えないんですが。

分厚くて安い。本として立派で、安いわけですから、経営上有り難い。ですから、塾によっては、たくさん問題集をくれたりするわけです。

市販中学受験問題集とは

一方、市販の問題集というのは、本です。本ですから、売れ残りや返本がたくさん出ると、出版社にとってはいろいろと損なのです。

だから、売れ残った本や返本は1年のどこかの時期に、多少の在庫を残して一気に廃棄して処分するという話を聞いたことがあります。残していると資産になってしまい、課税されるとか。現在はどうなっているのかはわかりませんが。

内容に関して言えば、本によって様々ですので、一概にどちらが良いとも言えません。
というのも中学受験の場合、本人の学力レベルや目指す中学のレベルに合っているかどうかが、一番の急所だからです。

また、塾用教材より優れた市販本も、かなりたくさん出ています。大手の塾などが出している市販問題集には、塾用教材より使い勝手の良いものも多いようです。特にいろんな問題がシャッフルされているような問題集は、市販本の方がよかったりします。

日能研の計算と熟語(4~6年)桐杏学園の計算力テスト(6年)などは、家庭でも塾でも使えるスグレモノです。


中学受験の定番である四谷大塚予習シリーズなどは、定価もついていますし、一般の人でも買えます。特に予習シリーズ理科社会は、一通りそろえておいても良いと思います。

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