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国語の文法、どこまで必要か?その3/主語・述語がとにかくわからないと...

中学受験国語の文法の勉強が、どの程度必要なのかと言うことを書こうかと思って書き出したのだが、特にプランを立てていなかったので、ついダラダラ書いてしまった。

日記的な意味合いのあるブログだから、この辺はまあ勘弁してもらうとしよう。

で、元々何がキッカケで、こういう文を書こうと思ったかというと、最近、中学受験生に国語を教える機会が増えて、国語の教材の文法問題が、なんか「こんなことを、やる意味があるんかいな?」と思ったからである。

どういう問題かというと、
「これは、品詞は何で、意味は何?」
みたいな問題だ。

で、選択肢としては、


  • 形容詞

  • 形容動詞

  • 助詞

  • 助動詞

  • 接続語

  • その他


とか、意味としては、

  • 逆接

  • 断定

  • 推量

  • その他


とかいう風に、選択肢がある。

これは、文中の言葉がどういう働きを示しているか?ということを問う問題だから、明らかに文法を問う問題である。

ところが、これ、やることに意味があるか?
入試に必要か?

もちろん、文章の意味を正確に捉えるという事自体は、大事だ.

けれど、文法用語で説明しろと言うのは、ハッキリ言って『段階の飛び越し』だ

これをやったからと言って、国語力が上がるかというと、どうもそうは思えない。

「『...だろう』は、『推量の助動詞』だから、想像して推し量っているんだ」
...なんて感じで文章を読むわけじゃない。文法用語は、アト付けのはずだ。

言葉というのは、まず意味と結びついているもので、文法用語と結びついているワケじゃない

だいたいまず、主語と述語をハッキリさせながら読むという習慣が付いていない子どもに、そんな文法用語を教え込んで、一体どうするって言うんだろう?

日本語というのは、英語などと違って、主語の脱落が非常に多いから、誰が何をしたか、常に主語が何なのか意識していなければダメだ

国語の丸ツケをする際にも度々思うのだが、『~を説明しなさい』と書いてあっても、主語のない説明を書いてくる子どもが結構いる。

そういう場合は、「何が? 主語を必ずちゃんと書け!」と突っ返す。

が実は、京大を狙おうかという受験生の和文英訳を見ても、和文の主語述語の関係がちゃんと捉えられていなかったりするから、これをキチンと把握するって言うことが、何よりもまず必要なのだ。

しかし、国語が得意だという講師の先生と話していても、主語がなんだか分からなくて、度々『何のことですか?』『それは誰が言ったんですか?』と問い返さなくてはならない有り様だから、この辺が相当、甘く考えられていると言っても良い。

仕事やビジネスで、主語が分からなかったらどうしようもないんだけれど、この業界というのは何故かそんな人がいっぱいいる。頭痛い...(^o^) 

で、出口汪さんの日本語トレーニング・プリントでは、その辺をどうやっているんだろうかと思って手元にある本(1)を見てみたら、延々主語・述語を見つけて、文章の構成を問う問題が続いて、最後の方に助詞・助動詞がちょこっと載っているだけだった。

そして助動詞の意味を問う問題では、文法用語などは使わず、


  • 過去のことを表すもの

  • 強く言い切るもの

  • 自分が思ったことを柔らかく言ったもの

  • 希望を表す

  • 打ち消しを表す

  • 疑問を表す

  • ていねいな言い方


というふうに、文法用語ではなく、和語で選択肢が作ってあった。

そりゃそうだわな。やっぱりこの人は、マトモだ。安心した。

大学受験の際にお世話になった本の著者に、私なんかがこんな事を書くのは、おこがましいが(^o^)


出口汪の新日本語トレーニング 1 基礎国語力編 上 (1)

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