新練成講座21、5年生から始める中学受験
新練成講座21とは、育伸社という会社の中学受験用の教材です。
四教科とも4分冊になっていて、VOL1のスタートは4年生の1月~5年生の4月くらいに設定されているようです。
※新練成講座21。大判できれいな装丁です。
育伸社のホームページより抜粋させて頂きますと、こんな感じです。
- 各科ともVol.Ⅰ~Vol.Ⅳの4分冊になっています。
- 各単元ごとに対応した「単元修了テスト」(別冊)がついています。
- 各科とも60週での授業を想定したカリキュラム構成となっています。
- テキストと出題範囲がリンクした当社の学力テスト(中学受験用Bテスト)との併用で、
- 万全の受験準備が可能になります。
各科とも60週での授業を想定したカリキュラム構成というのは、単純計算すると5年生の秋から始めても、受験にギリギリ間に合うカリキュラム...ということですね。
ただしこの本に連動している同社の学力テストのスケジュールは、5年生の4月以前をスタートに設定しているようですので、この教材は5年生の初めくらいから使うものだという理解でいいと思います。
新練成講座21・長所と短所
新練成講座21は、4分冊になっているわけですが、スケジュールとしては学校で習うよりちょっと先くらいを学ぶ感じで構成されています。もちろん数学などは、徐々に速度を速めて、5年生の夏前頃には6年生の始めに習う公約数・公倍数・通分・約分・分数の計算あたりに進みます。
ただ5年生の夏前に公約数・公倍数・通分・約分・分数の計算に入るというのは、実は他の大手の学習塾のカリキュラムと比べれば、4ヶ月ほど遅すぎる感じです。というのも普通は4年生くらいからスタートして、5年生の始めまでにこのあたりを学習するからです。
同様に、社会は都道府県を覚えると言うところからスタートしますが、四谷大塚の予習シリーズなどでは、これは4年生に配当されている項目ですので、この辺も多少遅い感じです。四谷大塚では、5年生の9月からもう歴史ですが、この新錬成講座21だと、VOL.3が歴史にあたり、5年生の1月前後にスタートするようです。
ですので、この辺の事情を知るご父兄がこのテキストを見ると、多少不安になるようです。
しかしまあ、実は4年生で学んだことを覚えている小学生というのは、本当にまれです。4年生で日本の地理を学んでも、行ったことも見たこともない土地のことなど、イメージしようがありません。覚えている方が特別で、スゴいんですね。
だから3~4年生から受験勉強を始めたって、実はあんまり変わらないんだという人も、結構います。私も、恐らくそうだろうと思います。このあたりの年齢は、とにかく勉強する習慣をつけるために塾へ行かせているんだと理解した方が、良いかと思います。
そういう意味で、遅いスタートを想定しているこの教材を使っておられる塾は、ある意味、良心的なのかも知れません。
早く始めたからといって、みんなが開成や桜陰に行けるわけでもありませんし。
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