勉強する子を作るタイミング

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いろんな生徒を見てきた経験から言うと、結局、家庭での学習が、子どもの学力を決める。

 

というのも、障害を抱えていても、家でしっかり勉強している子どもは、それなりにちゃんとできるし、逆に表面上、障害を抱えていない普通の子どもでも、家で勉強していない子どもは、全然できないからだ。

 

もちろん子どもによって、同じだけの時間勉強しても、身に付く量は全然違うのも確かである。同じように教えても、理解力や習得速度がまるで違ったりするから、差はある。

 

塾の場合、友だち同士で塾に来る子どもも多いが、毎日、同じように一緒に遊んでいる子どもでも、ものすごくよくできる子どもと、全くできない子どもに別れてしまう。同じように宿題をやってこなくても、そう言う風に分かれるから、個体差というのは非常に大きい。

 

それからまた、勉強に対する親の態度も、大きな影響を与える。

 

つまり、「勉強は絶対必要だ」「勉強しないとダメ」と日頃から言っている親の子どもと、「勉強なんか役に立たん」「良い大学出てもダメ」と言っている親の子どもでは、勉強に対する粘りが違う。

 

勉強に疲れたとき、そこからがんばる子どもと、すぐにあきらめる子の違いになる。


 

さらに、子どもの頃からいろんなモノを見せてきたかどうか、自分で知識を得るための道具、たとえば図鑑だとか辞書だとか学習雑誌だとか言うモノを、与えてきたか? というコトでも、かなり違う。

 

小学校4年生とか5年生くらいの親御さんでも、「辞書は買った方が良いでしょうか?」と尋ねられるような方もいる。

 

小学校以下の子どもというのは、知識欲のカタマリのようなものなのだけれど、子どもは言葉の意味を知りたくても、辞書もなければ図鑑もない状態で、ずっと放って置かれていたわけだ。

 

これで子どもが勉強できたら、おかしいくらいだ。

 

 

家で勉強させるタイミング

子どもを勉強する子どもにするには、結局、辞書や図鑑などを小学校入学時に、先ず揃えることが大事だろう。

 

そして、小学校に入った時点から、家で勉強する習慣を作ることが大事だ。

 

5年生や6年生になってから、急に家で勉強させようとしても、まず無理だ。中学生になってからなら、もう十中八九、不可能だ。

 

それに、5年生ぐらいから、学習障害などが明らかになってくる。

 

算数では小数や分数と言った概念や、国語でも抽象的が言葉が出てくるが、学習障害がある子どもは、これがなかなか理解できないのだ。

 

そして親も学習障害についての知識がない場合が多いので、「なんでうちの子は勉強できないんだろう?」としか思わず、対策が遅れてしまう。

 

だからここまでにすでに家で勉強するクセがついていれば、まだ手の打ちようがあるが、ついていない場合はもう、そのままデキナイ状態のままになってしまう。

 

だから、子どもには必ず、家で勉強することを習慣づけないといけない。

 

しかも小学校低学年からでないと、ダメ。でなければ、勉強する子どもには、まずならないと思った方が良い。

 


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