子供の成績が上がったり下がったりする理由
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お子様の学習状況を調べるために、前回、ちょっとしたチェックをやってもらいました。
お子様の過去の模試や月例テストの答案を持ってきて、必答問題が9割以上正解を出しているかどうかです。
これが出来ていれば、次のフェイズ(ステップ)に進んでも構いませんが、7割とか8割では『話になりません』。
入試本番では、もっと難しい問題が出ますので、それでは合格はおぼつかない。
一方、「必答問題が9割解けなくても、他で点が取れればいいんじゃないの?」
という考えも、あるでしょう。
もしかしたら、あなたのお子様も、そんなことをおっしゃるかも知れません。
しかしそれではダメです。
というのも必答問題以外でとった点数なんか、しょせんマグレなんですから。
言ってみれば、タマタマ解ける問題が出て、偶然解けたっていうだけです。
だから次回も解けるとは限りません。
こういう子供は、成績が乱高下します。
そしてやがて、よい成績が取れなくなっていきます。
試験というのは、たいていの場合、必答問題を完答して、そしてさらに点数を上乗せするのがセオリーで、必答問題で点数がとれないから、他で取ろうなんてバカな作戦はありません。
それがわかってないから、点数が乱高下するんです。
必答問題は、必ず正答をださないといけない問題なんです。
そしてそのために、しっかり準備(勉強)しなくてはいけません。
これ、受験の常識です。
そりゃそうでしょう。必答問題が解けないのに、それより複雑な問題が解けるワケなんかないんですから。
だから、あなたのお子様がもし、必答問題で満点が取れない状態なら、やるべきコトは塾の宿題や発展問題ではありません。基本問題です。
今すぐ、お子様が塾から持って帰った山ほどの宿題をより分けて、基本問題以外はしなくてよいと、教えるべきでしょう。
そして代わりに、計算問題や一行問題などのドリルを、お子様に毎日やってもらうように、仕向ける必要があります。
でなければ、あなたのお子様の中学受験は、ただのギャンブルになってしまいます。
お子様の人生も、ギャンブルになってしまいかねませんよ。