中学受験 そんなに簡単には受からない
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年が明けると、受験シーズンに突入だ。
私立中学は1月中旬から始まるし、高校受験や私立大学受験は2月の前半からスタート。
国公立大学の本試験は2月の後半からだが、大学入試共通テストがその前にある。
なので色んな受験ブログを覗いてみると、受かった、落ちたという報告が、いろんなところから上がる。
まあしかし、中学受験というのは大学受験同様、なかなか思い通りには行かないものだ。
ここは堅いだろう、受かるだろうと思っていた学校でも、ボンボン落ちてくれる。
安全圏の学校のハズが、それでも不合格を喰らう。
受験する子どもにしてみれば、いつも通りできたつもりなんだろうが、それでも落ちる。
いつもなら正解になるはずの計算問題や一行問題で計算間違えが出たり、いつもならできる問題がなぜかできなかったり。
私のように、何度も大学受験をしているモノにとっては、こんなことは当たり前だが、そういうミスが多発する。
確かめ算を普段からしていない子どもなら、先ず絶対そうなる。これはもう仕方がない。
親の受験経験は、貴重!
親が大学受験などで苦労していれば、そういうことが当たり前のように起こるというのは、想定内だ。
受験というのは、そんなに簡単には合格をもらえない。
そういうものだとわかっている親の場合は、落ちても別に慌てたりはしない。
多少焦りはするが、受験なんてそんなもんだと知っているから。
チャレンジ校とは、十中八九、合格できないレベルの学校のこと
だが、親が受験経験をしていない場合、オロオロすることになる。
たいていの場合、そういう親御さんは、かなり甘い考えを持っている。
たとえば、努力圏の学校でも、運良く受かるんじゃないかなんて甘いことを考えている。
いくら塾の先生が
「ここはチャレンジ校ですから、合格できるとは思わないでください」
と言ってても、なぜか受かると思っていらっしゃる。
で、そういう親御さんの場合、模試の判定で安全圏判定が出ていたのに落ちたりすると、もう気が動転してしまう。
安全圏って言ったって、合格確率は80%くらいなんだから、5人に1人は落ちる可能性があるんだけどね。
だからそこで親がドッシリしていられると、子どもは安心して次の試験に臨めるんだけれど、親の動揺が子どもに伝染してしまったら、どうしようもなくなる。
次のテストも、その次のテストもうまく行かず、いっぺんに子どもが疲れてしまう。
受験というのは、受かる人は全部受かるが、受からない人は全部落ちる。そういうものだと覚えておいて欲しいものだ。
世の中というのは、すべからくそういうものではあるんだけどね。