個別指導塾は、どうか?
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塾にも色々なタイプあるが、最近人気が上がっているのが、個別指導塾だ。
有名なのは、明光義塾(めいこうぎじゅく)だけど、最近は大手の学習塾は、たいてい個別指導部門も作っている。
明光義塾などはフランチャイズ制で、全国に千カ所以上も教室を開いているというから
人気のほどが伺える。
しかし一口に個別指導塾と言っても、色々違う。
先生と生徒が1対1の形の場合もあるし、大部屋個別といって、大きな部屋に講師が数人いて、生徒にそれぞれ個別にやることを指導するようなタイプもある。
明光義塾の場合は、大部屋だけど一人一人に仕切りがあって、講師が巡回するタイプだ。
一方、1対1の指導の塾は、1対1が基本だが、たまに集団指導もあるという。
コチラの場合は、教室を小さな部屋に分け、各部屋に講師1人と生徒1人が入って学習するタイプ。
費用的には、大部屋個別のタイプの方が安くなる。
塾の費用は結局、人件費+家賃だから、講師にべったりの塾はかなり高い。
どちらがよいかは、親の事情にも寄るし、お子さんのタイプによるだろう。
1対1にするか、大部屋個別にするか、親としては迷うところだが、どちらにしても結果は大して変わらない。
高額な費用を支払って、1対1にしたからと言って、できない子供ができるようになる確率は、大部屋個別と変わらない。
親としては、1対1にすると、子供はあきらめて勉強するだろうと思うだろうが、リスクもある。
というのも1対1の学習塾の場合、できる講師がつくかどうかはバクチに近い。
できる講師というのは少ないし、変な話、お金をたくさん払ってくれる生徒やコネのある生徒に回されがちだ。
高い金を払ったのに成績が上がらない、世話になっている人に頼まれて引き受けたのに成績が上がらない
これでは塾の経営者としては、顔が立たないからね。
時期的にも受験直前だと、あいた時間はないから当たらない。
だから受験まであと数ヶ月、と言う時期に1対1の塾に入れても、残念ながらできる講師に教えてもらえなかったりする。
また、いくらできる講師でも、子供の性格と合わなかったら、やっぱりダメだから、本当にバクチに近い。
1対1の個別指導塾には、そういうわけで、過度の期待は禁物だ。