漢字や熟語の読み書きをチェックする
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家庭学習で、毎日やるべき市販問題集。
前回は、文章をすらすら読むのに必要な語彙力を頭に叩き込むために、ルビ(ふりがな)が振られた語彙力の問題集を紹介した。
この問題集は、とにかく言葉を音で頭に叩き込むことを意識して、ただただ音読すべきだ。
どんな子も言葉力が伸びる! 小学生の語彙力アップ 基礎練習ドリル1200
漢字や熟語 どこまで読めるかを、まずチェックする
語彙力を十分に頭に叩き込んだ後は、漢字問題集を使ってチェックする。
ただし漢字学習と言うより、「読めるかどうか」をチェックすることに重点を置く。
つまり「読める漢字・熟語」と「読めない漢字・熟語」を切り分けて、読めるように繰り返し練習する。
漢字学習というと、どうしても「読み」と「書き」の両方やろうとするが、これをやると、できない子供の学力を上げられない。
兎にも角にもまず、「読める事が重要」なのだ。
というのも読める漢字が少ないと、文章を読むのに支えて(つっかえて)しまう。
漢字が読めずに先へ進めない状態だと、国語はもちろん他の科目にも悪影響が出る。
これでは勉強全体の効率が悪すぎるので、とにかくまず読めるようにする。
文章を読むには、漢字を書けなくても構わないわけだから、とにかくまず徹底して「読み」を練習する。
中学受験なり、中学進学を見据えて、とにかく必要な漢字や熟語を「読みまくる」のだ。
そのために使える問題集がこ「出る順問題集」だ。
中学入試 でる順過去問 漢字 合格への2610問
書き取りは無視して、とにかく読む力を徹底して訓練
出る順問題集に限らず、漢字の問題集は書き取り問題から始まっている事が多い。
しかしできない子供の場合は、書き取りは無視して読み問題を先にやるべきだ。
というのも漢字を書くという作業は、意外に時間がかかるので、できない子供にあまりやらせたくない。
できない子供というのは、集中力や根気が無いので、時間がかかる学習方法だと、途中で投げ出しやすいのだ。
一方、漢字や文章が読めるようになれば、学習効率が上がるので、書く練習をする時間もあとで取れるようになるし。
そして出る順問題集を使うと、文章を読む時に頻出する漢字や熟語が先に出てくるため、学習効率が良い。
小学校四年生や五年生でも、読むだけならドンドン進めるから、とにかくまず全部読めるようにする。
語彙力アップ問題集を先にやっておれば、同じ言葉もたくさん出てくるので、意味が分からなくても読むだけは読めるようになるはず。