ふくしま式 国語問題集は買い!
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ふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集、...というシリーズを3冊買ってみた。
塾の生徒、小学校4~5年生向けの国語の教材を探していたところ、この問題集を見つけたのだ。
これを作ったのは元国語教師であり、現在は国語専門塾を経営している先生で、小中学生にいかに国語を学ばせるかに
真剣に取り組んでいる方らしい。
さっそく注文して届いた本を開いてみると、「こ、これは素晴らしい」という内容でびっくり。
この本は反対語(反義語)が1ページに1セットずつ、100コ載っているのだが、関連する反対語も4~5セット併せて載っており、反対語のみならず、同義語や似た語彙も学べる仕組み。
たとえば「外」と「内」のページでは、「外面」「内面」とか「ポジティブ」「ネガティブ」といった語彙も紹介している。
ページの下半分の練習問題では、関連語も含めて練習する仕組みになってる。
穴埋め式の語句選択の問題が多いが、記号でなく漢字で書かせるところも、塾の先生らしい気遣い。
記号で書かせると子供はいい加減に記号を書きかねないし、実際に字を書かないと覚えられないからね。
全ての漢字にルビが振ってあるので、低学年の子供でも使えるかも。
さすがは国語専門塾の先生が作った問題集というところか。
レベル4では中学受験に出てきそうな抽象語の対比もあり、国語力がない中学生・高校生にも使えそうな内容。
A4サイズなので、そのままコピーして使うのにも便利。
自由作文風の問題はちょっと小学4年生には難しくもう少しだけ練習問題がたくさん欲しいところかな。
あるいは復習問題がもう少したくさんあっても良いかも。
★ふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集
次は語彙ではなく、「言い換え(具体と抽象)」「くらべる力(比較)」
「たどる力(因果関係)」という3つの表現をベースにした問題集。
★ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕
3冊目は、国語の問題に多い「選択肢」を選ぶ問題に焦点を当てた問題集。
現代文のカリスマ講師・出口ひろしさんの言う「イイスギ」など、選択肢のウソを見破る技や、自分で選択肢を作ってみるなどという問題がある。
中学受験の模試で、選択肢問題の正答率が低い子供には必須かな。
4つの選択肢しかないのに、3回間違えるという子供というのもよくいるし。