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統一合判模試、首都圏の中学受験生の6人に1人が受験するテスト。
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統一合判模試(とういつごうはんもし)というのは、首都圏模試センターが行っている公開模試で、首都圏の中学生の6人に1人が受験する模試です。
中学受験のための模試は、四谷大塚や日能研、サピックスといった中学受験専門の塾が、独自に行っているモノも多い。
ですが、この模試は、非大手の中堅学習塾が集まって主宰しているもので、受験生の偏りがないのが特徴です。
大手塾の模試となると、その塾に通っている小学校6年生が全員受けることになりますので、模試の結果はどうしても偏りがちです。ここでまず、受験者の母集団が偏ってしまうのです。
四谷大塚の公開模試なら、四谷大塚の生徒や準拠塾の生徒が受験者の大半を占めます。
また日能研の公開模試なら、日能研の生徒がかなりの割合で受験するということが起こるわけですから、どうしても母集団は偏ります。
特に模試の試験日が重なってしまうと、さらに偏りは大きくなってしまいます。実際、日能研の模試と統一合判などがバッティングするようなことは、たまにあります。
また大手塾がいくらたくさん教室を開いていたとしても、関東全地域をカバーしているわけではありません。
ですからそこでも受験生が偏ってしまいます。
出題傾向も、大手の塾は自分の塾で教えている内容や分析にどうしても影響を受けてしまうので、偏らないという保証はありません。
そう言う意味で、統一合判模試というのは、首都圏の非日能研系、非四谷大塚系の塾の生徒がこぞって受験するテストですので公平で、この模試が受験生の6人に1人が受けるというのも、納得です。