脳内誤変換との戦いに勝利せよ(3)回転率
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脳内誤変換を、どうやって修正するかという話の続きだ。
脳内誤変換というのは専門用語じゃないので、どういう言い方が正しいかは、よくわからない。
記憶のすり替わりと言っても良いし、ロン・ハバートの「勉強の技術」風に言うと
「誤解語」(間違えて覚えてしまった言葉)と呼んでもいい。
ただ、記憶が脳の中で別の記憶に置き換わったり、別の記憶が出てくるという意味で、脳内誤変換という言葉が良いんじゃないかと思っている。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
なら、枯れた尾花を見て、脳内でそれを幽霊に誤変換しているってことだ。
でまあ、この誤変換がどういうきっかけで起こるのかは、全然知らないので、これはまた分かったら書くことにするけれど、おそらくは、似たようなモノがあれば、新しい方に書き替わるってことだろう。
まあ小数の計算に関しては、掛け算も小数点を揃えてやる子供がいたりするので、新しい方に書き替わるというのも、確実な話じゃないが。
できる子供は、回転率が速い
で、何が言いたいのかというと、誤変換を修正するには、誤変換が起こる割合よりも
修正する割合を多くする必要があるって事だ。
10回に1回間違えが起こるなら、少なくともそれよりも大きい頻度でそれを修正する必要がある。
となると、確実に脳内誤変換を修正するには、それなりの高い回転率で学習する必要がある。
つまり、
- 問題を解く
- 答え合わせをする
- 間違えた答えを直す(間違えを調べる)
- もう一度問題を解く・似た問題を解く
というPDCAサイクルを、たくさん回せればいいと言うことだ。
そう言う視点でできる子供を見ると、やっぱりできる子供というのは、回転が非常に速い。
できる子供とできない子供は、同じ教室で並んで座って勉強していても、回転率は3倍から5倍は違う。
計算スピード自体違うので、10倍違う場合もあるかも知れない。
勉強量が10倍違えば、成績が全然違うのは、当たり前だ。