学習障害。普通にできる子が天才に見えてくる。
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学習障害や、自閉症の子どもたちに接すると、普通にできる子どもが天才に見えてくる。
もちろん、できる子どもというのも、一種の自閉症(アスペルガー症候群)だったりするから、油断すべきではない。
勉強はできるけど、細かいことが異常に気になる。勉強はできるけれど、周辺の大人や友だちの気持ちを理解したりできないから、社会生活を営むのにおいて、将来、問題が起こる。
いろいろ調べてわかったことは、自分もこのアスペルガー症候群だったらしいということ。
二十歳くらいから、身体が言うことが聞かなくなって、適当にやるようになったが、それまではもう異常なくらいキッチリしていなければ気が済まない性格だった。
世の中は思った通りでないとダメで、親からよく「融通が利かない」と言われたモノだった。
けれど、しかしとりあえず勉強ができるという点では、いい。
勉強ができるというのは、とりあえずは生きていけると言うことだから。
通知票に2がついたら、学習障害を疑った方が良い
一方、学習障害(識字障害)の方は、本当に難しい。
重度のモノであれば、周囲のモノがすぐに気が付くので良いが、軽度のモノは「勉強してないからできないんだ」と見過ごされがちのようである。
しかし、勉強したってなかなか身に付かないのがこの学習障害というヤツで、やってもやってもできないもんだから、だんだん勉強することが苦になっていく。
そうすると当然、脳はやる気物質を出さないから、さらに勉強しなくなる。
そして中学に上がると、通知票は1とか2だらけ。
中学生も指導していた経験から言うと、今の中学では、2がつくともう学習障害じゃないかと疑った方が良いかも知れない。
男の子は英語で2を取りやすい。これは英語がつづりと発音の間に関連性がシッカリできていない言語だからだそうだ。
一方、女の子の場合は、数学で2を取りやすいが、3年になるとこれが1になってしまい、高校の推薦が取れなくなる。
他の科目は3以上なのに、数学だけできない女の子もいて、ちょっと可哀相な感じだが、高校の側からすると、数学1の子どもというのはどうしても受け入れがたいようだ。
本人はがんばっているんだけどね。