初日と二日目は、同じ学校を受けろ!
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中学受験で、たとえばA校とB校の2校を受験したいと考えた場合、できるだけ避けた方がいい事が1つあります。
それは、A校・B校・A校という風に、サンドウィッチ型に受験するということです。
A校・B校・A校という風に、、A校とB校の出題傾向がたとえ似ていても、あくまでもそれは似ているだけですから、子供にとっては切替が必要です。
しかしいくら出題傾向が似ていても、試験会場もテスト形式も様式も異なりますから、そう簡単には切り替えられないのが普通です。
もちろん、翌日発表の中学を受験する場合には、そう言うわけにも行きませんから、ABA型で受験せざるを得ません。
が、可能であれば、A校・A校・B校の順に受けた方が準備は楽です。その方が、子供にとっても多少ストレスが減りますので、合格確率は高くなるでしょう。
連続3日受験できる中学の場合、受験したその日のウチに合否が発表されますから、もし合格しておれば、別の中学を2回連続で受ければ良いでしょう。
ただ初日、試験に失敗した場合、子供がもうそこの学校を受けたくないと言い出す可能性はあります。
そこは何とか説得して、初めから少なくとも2回は連続して受けるつもりで準備していれば、問題はないでしょう。
また合格確率は低いが、どうしてもA校を受験させたいという場合は、A校・B校・B校という順番でスケジュールを組んだほうがいいでしょう。
そして初日にA校を失敗した場合は、もうA校はすっぱりあきらめた方がいいでしょう。
二日目に運良くB校に合格した場合のみ、三日目にA校を受験すればいいのですが、こういう場合はたいてい二日目のB校も失敗します。
ですからこういう場合はもう、ABBで受験するんだという風に、肝に銘じてください。中学受験は、そんなに甘くないですから。
同一校・連続受験作戦の欠点
合格可能性の高い中学一校を連続して受験する作戦は、何年も中学受験のために準備してきたのに、1つも合格できないのは、本当に疲れますので、最初に合格を取っていこうという戦術です。
欠点はもちろん、難関中学受験には向かないと言うことです。難関校は初日に受験日を設定していることが多いので、この場合はもう初日に受けるしかありません。
またこの場合、親が一番行かせたい中学を、受験せずに終わる可能性もありますから、幅広く行かせても良い中学を選んでおく必要があります。
初日はもう合格はあきらめて、2日目以降にかけるために、初日にチャレンジ校を受けて、そのあとはもう2段階くらい入りやすい学校を連続して受けるという方法を、最初から計画してもいいでしょう。
まあどちらにしても、ABAと言う風に、違う中学をいろいろ受けるというのは、リスクが高く失敗する可能性が高いということは、肝に銘じていた方がいいかと思います。