模試は、忘れた頃にもう一度やってみる。
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模試というと、どうしても受けっぱなしになる。
特に小学生の場合、模試とか試験とか言うモノに熱心になっている子どもでなければ、たいていは終わったらお終いである。
子供に模試を受けさせる場合、模試の後に、どこかで外食して遊んで帰るというのが、よくあるパターンだろう。
それは、模試までがんばったための「ごほうび」として、大事なことだと思う。
<模試までがんばる>→<模試が終わったら、なにかごほうび>
という1つのパターン・条件反射のようなものをつくることは、やる気を出すための1つの方策だ。
これはこれでいい。
で、問題は、その模試、受けっぱなしでいいのか? ってこと。
点数が気になる子どもは、模試が終わったら、すぐに答え合わせをしたり、分からなかった問題を解こうとするだろう。
一方、模試なんか大嫌いな子どもは、もう終わった模試なんか、やりたくないだろう。
こういう子どもの場合、この模試、いつやらせたらよいか?
模試は、忘れた頃にやってみて、成績を比べてみる
模試の見直しをしない子どもの場合、その模試は、次の模試か、その次の模試の前に、やらせるといい。
というのも、その頃は模試のための勉強の期間中だから。
模試の後のごほうびのためにがんばっている期間なら、見直しが嫌な子どもももう一度挑戦させられる。
そして、最初に受けたときの点数と、点数を比較してみたらいい。
同じテストをやるわけだから、記憶力がものすごく良い子どもは、問題を覚えているかも知れない。
だから初見の時よりは点数が上がっていそうなものだけど、そうでもない。
1ヶ月前の模試だと、大して点数は変わらないが、数ヶ月前に受けた模試だと、点数が10点以上上がっていたりする。
こう言うとき、子どもは自分の勉強が進んでいることが確認できる。
逆に、点数が同じ程度だと、苦手な問題が克服できていないことがわかる。
どちらにせよ、何らかの刺激にはなるし、データとしても利用可能な良いデータになる。