勉強のできない中学生から学ぶ事(3)失敗しないからできない
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勉強ができない中学生から学ぶ。その3。
できない子供にも色々あるが、失敗するのがイヤと言うヤツもいる。
やったら失敗するので、やらない、、、と言う事やね。
ところが成功というのは失敗の先にあるので、失敗しない事にはできるようにならない。
たとえば、いきなり自転車に乗れるようになる子供は、滅多にいないだろう。
自転車に乗るには様々な要素が必要で、最初は補助輪付きの自転車でハンドル操作のための腕力や、自転車を走らせる脚力を鍛えないといけない。
自転車に一年以上乗らずに久々に乗ると、ハンドル操作がものすごく重かったり、力が入ったりするけれど、そう言う経験を脳にさせないといけないわけだ。
そうして補助輪を外し、だんだん補助輪なしで乗れるようになる。
その際に、百回や二百回は失敗するが、失敗なしには乗れるようになれない。
こう言うときに、早く乗れるようになる子供というのは、短時間に何度も何度も失敗出来るヤツだ。
何度も失敗するので、乗れるようになるのに必要な失敗を
ドンドン体験して、その結果、早く自転車に乗れるようになるわけだ。
はやく百回失敗したヤツの勝ち!
それは勉強でも同じ事で、何度も失敗出来る子供が出来る子供になる。
言い換えれば、失敗しても何度も挑戦できる子供ということだ。
延々失敗し続ける子供というのもたまにはいるが、それでもスピードがあれば、マスター出来るのに必要な失敗量は、すぐに突破出来るので、やり方を教えてもらえばすぐに出来るヤツになる。
一方、失敗がイヤだからといって挑戦しない子供は、いつまでたっても出来るようにはならない。
失敗回数(挑戦回数)が少なければ、成功に到達出来ないから、コレは必然だろう。
となると、子供が出来ないからといって叱る家庭では、勉強が出来ない子供になる可能性が高い。
失敗を恐れるというのは、性格もあるが、失敗したときのリスクが大きいから恐れるものなのだ。
ちょっとした事でも失敗した事で叱られると、ちょっとした事でも挑戦しなくなる。
子供をほめて育てた家庭と、子供を叱って育てた家庭では、そこで大きな差が生まれる事になる。
子供を叱って育てた家庭では、子供は失敗を恐れて挑戦しないから、その結果、出来る子供にならないという事だ。