自閉症教育に学ぶ。勉強はやっぱりスピードと繰り返し
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先日、深夜のCBSヘッドラインとか言う番組で、学習障害の特集をやっていた。
一つ目は自閉症、二つ目はサヴァン症候群の天才の話だった。
自閉症にも、知的障害や言語障害を伴う自閉症(低機能自閉症)から、アスペルガー症候群やサヴァン症候群など、異常に勉強ができる自閉症もある。
自閉症というのは、社会性やコミュニケーション能力が無かったり、発達が遅いという障害で、遺伝が原因とされている。
うつ病とか、ひきこもり、内気などは、脳機能の障害ではないので、自閉症には含めないようだ。
学習障害があっても、頭が悪いわけではない
自閉症のうち、言葉が話せない、勉強ができないという低機能自閉症の子供達の教育の話。
彼らは言葉をほとんど話せないので、勉強なんかできないだろうと、ずっと思われてきた。
ところがあるインドの母親(エリート)が、自閉症児として生まれてきたわが子の教育に取り組んでみたところ、今までの常識は、違うのではないかと気が付いた。
自分の子供は言葉は話せないけれど、どうも自分の言っている事をちゃんと理解しているらしい。
で、文字などを教えて質問の答えを書かせると、時間はかかるがちゃんと書けてしまう。
これは、と思って、どんどんモノを教えると、ものすごい速さでモノを覚え、古典文学や学術書レベルのような難しい本も読めてしまう。
その母親は、ビックリするようなスピードで子供にモノを教え、アメリカに来てからも、他の自閉症児に対して同じ事をやって
成果を上げているという。
どうも自閉症児の頭の中は、何も考えていないのではなく、逆に猛スピードで思考が動いているらしいのだ。
猛スピードで頭が回転しているから、ゆっくり教えると逆に気が散ってしまう。
サヴァン症候群など、ものすごい計算能力を発揮したりするのは、そうやってものすごいスピードで頭が回転しているって事のようだ。
逆に言うと、頭の中がものすごいスピードで回転しているので、他人とのコミュニケーションが取れないって事なのかも知れないね。
他人に何かを投げかけて、何か反応が返ってくるとしても、それって頭の中の回転と比べて遅すぎるから他の事を考えちゃうんだろうね。