中学受験 まだまだ受けれる学校がある
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中学受験も3日目を過ぎると、受験生の明暗がハッキリ分かれる。
中学受験の場合、その日のうちか翌日には合格発表が出て合否が分かる。
なので3日もたつと、学習塾には合格しましたという元気な生徒の声と、未合格で落ち込む生徒の声が混在する。
悲喜こもごもというのは、まさにこのことだ。
しかし残念ながら合格できなかった人も、まだまだ受けれる学校がある。
たとえば首都圏模試センターの偏差値表には、偏差値だけでなく、受験日も載っているので、探せば通学圏内にいくつかの学校は見つかるはず。
関東地方でも、2月5日以降も、偏差値の高い学校から低い学校まで、募集人数は少ないが、受験できる学校がたくさんあるのだ。
上位校が何回も募集を行う理由とは
何度も募集する学校というのは、色々な目的で募集をしている。
なので、その目的に合っている学校を選べば、受かる可能性は高い。
偏差値が高めの学校は、できる子どもを拾う目的で3回目・4回目の募集をすることが多い。
開成や灘といった超難関・上位校は、最初の入試で合格を出したほとんどが入学する。
だからこういった学校では、2回目や3回目の試験は実施しないから、落ちた生徒は再挑戦できない。
こういう生徒は優秀だが、運悪く落ちただけなので、そういう生徒を拾おうと考えた学校がたくさんあるわけだ。
かなり前に東大合格者を100人近く出して注目された、神奈川の桐蔭学園などは、そういう最難関校を受験して落ちた生徒を積極的に拾ってそういう結果を出したとか。
つまり偏差値が60前後もある学校が、3回以上生徒を募集するのは、難関校を落ちた生徒を拾う目的がある。
偏差値中位校が、複数回募集する目的とは
一方、偏差値中くらい以下の学校が複数回募集する目的とは、これはもう生徒数確保のためだ。
中位以下の学校の場合、初日に保険として受験されたりして、2日目以降、もっと志望上位の学校を受験して合格して、入学辞退する生徒も結構いるからだ。
こういう学校の場合、実際に何人生徒をとれるかわからないので、初日からかなり水増しして合格を出すのだが、それでもかなり不安である。
なので2日目3日目も試験を行って、『見込み客』を集めておく。
2月5日以降に試験を行うようなところは、生徒数不足を懸念して試験日を設定しているので、偏差値下位の学校ほど、合格を出してくれる数が増える。
なので、偏差値上位校は、後期募集でも合格するのは難しく、下位校は合格可能性が高いということになる。
3日目以降も、色々良い学校の試験が残っているので、子どもの体調を勘案しながら、良い進学先を選んでもらいたい。
それでもダメなら、塾推薦がもらえる中学を探してもらって、そこに決めると言うてもある。