実力突破 算数計算と一行問題

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実力突破 算数計算と一行問題

使える市販教材、次は「実力突破 算数計算と一行問題」だ。

 

基本編と発展編の2冊があって、

  • 基本編は、偏差値55を超える!
  • 発展編は、偏差値63を超える!

というふうに、レベル別の2冊となっている。

 

さらに一冊の中でも、前半30日分がが偏差値50-55レベル、後半30日分が偏差値55-60レベルというように、難易度が二段階になっている。

 

ページ構成としては、見開きの左ページに問題、右ページに計算や解答欄があるという形式で、1ページに2日分の問題(合計6問)が載っている。

 

実力突破 算数計算と一行問題

 

問題構成は、計算問題が2問と一行文章問題が1問のパターンと、計算問題が1問で文章問題が2問のパターンがある。

 

どちらかといえば一行文章題を重要視しているような構成だ。

 

1日分は、10分以内で解ける構成となっていて、朝の学校前や、塾に行く前のちょっとしたスキマ時間でやる程度の分量となっている。

 

1日分3問✕60日で、全部で180問。

 

1ページに2日分が載っているので、無理をすれば1ヶ月で一周できるくらいの分量だし、1日3問なら、算数が苦手な子供でも、とにかく取り組めるかもしれない。

 

実力突破 算数計算と一行問題

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算数計算と一行問題の長所と短所

「算数計算と一行問題」の長所は、1日分の問題数が3問と少ないことと、偏差値レベルで分けているところだ。

 

1日あたりの問題数が3問というのは、子供にとって負荷が小さいので、持続するのに向いている。

 

いくら良問を並べているとしても、問題数が多すぎると、見るだけでも嫌になったりするからね。

 

そして偏差値レベル(難易度レベル)で分けているのは、受験を目前に控えた6年生の子供には使いやすい。

 

というのも一行問題タイプの問題集というのは、単元別に分けていたり、学年別で分けている問題集も多くて、来春中学受験に臨む生徒には、意外と使いにくかったりする。

 

単元別に分けている場合は、その単元しか学習できず、いろんな単元から1問ずつ出題される中学入試の問題には対応できない。

 

算数が苦手な生徒さんは、いろんな単元から一問ずつ出題されるテストは極度に苦手な人が多いので、単元別の一行問題集では残念ながら学力アップとはならない。

 

一方、学年別の一行問題集だと、6年生で習う「比」の問題や、比を使って解く問題は、5年生用の一行問題集に載ってこないので、受験を目前にした6年生には与えにくい。

 

国語であれば、読み書き以外は一学年下げた問題集から始めても良いのだが、算数の場合は単元があるので、問題集の学年を下げると、単元ごとに習熟度にムラができてしまうから、困る。

 

そして大抵の場合、どの問題集も問題が難しすぎて、偏差値が50に届かない生徒には難問ばかりになる。

 

そのため1日10分と銘打っていても、偏差値45前後の生徒さんには難しくて、30分とか1時間もかかったりするので、勉強前のウオーミングアップとして使うのには、かなり重すぎるというのも問題だ。

 

まあ、だからこそ家庭学習に向いているってことでもあるのだが。

つむぎ出版「算数の達人」と比べると

塾用教材としては、偏差値低めの一行問題集もある。
つむぎ出版の「算数の達人」
たとえば、つむぎ出版の「算数の達人」は、上巻が偏差値40-48レベル、下巻が偏差値45-53レベルとなっていて、ホントのホントの基本問題から始まる構成になっている。

 

470cmは何メートルですか?

…なんて問題から始まってるので、ホントに算数ができない生徒向けの一行問題集だ。

 

なので壊滅的に算数ができない中学受験生には、うってつけの問題集で、上巻でも四苦八苦している子供もいた。

 

ただ変な話、問題が易しすぎて「普通の小学生向けドリルで良くない?」という気もする。

 

またおすすめの使い方として、上巻は小学5年生から、下巻は小学6年生からというふうになっているのだが、「比」を扱う問題は下巻からなので、算数が苦手だからといって上巻だけやるというわけにも行かないところも難しいところ。

 

日能研「計算と熟語」と、「実力突破」のどちらが良いか?

一方、日能研の「計算と熟語」も、優れた受験教材だ。

 

こちらも毎日やるタイプの家庭学習問題集で、熟語の書き取りとセットになっている。

 

左ページに算数の計算問題6問と一行問題が2問、右ページに熟語の書き取り問題が10問ほど載っていて、毎日の基礎学習に役立つ。

 

ただ1回あたりの問題数が8問と少し多いため、算数が苦手な子供にはちょっと重荷かもしれない。

 

また一行文章問題より、計算問題の方に重点があるため、文章題については別の問題集も併用したほうがよいかも。

 

さらに「解答に説明が載っていない」のも、マイナスポイントだ。

 

なので6年生の前半は、実力突破の方が良いような気がする。

 

ただ、実際の中学入試の算数では、これくらいの分量の計算問題が出題されるし、それが合否を分けるのも事実だから、6年生の後半(夏休み前後くらい)からは計算と熟語の方が良いかもしれない。

実力突破 算数計算と一行問題(基本編)

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