みくに出版「ここから算数」とは?
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中学受験 使える市販教材、次は「ここから算数」だ。
ここから算数は、みくに出版の受験用問題集の一つだ。
みくに出版というと、日能研の「計算と熟語」シリーズなどを始めとする日能研の市販問題集をたくさん出版している会社だ。
日能研の市販問題集は、問題数が多くて、いかにも中学受験専門塾の問題集っていう感じがする。
というのも中学受験専門塾の問題集は、超難関校に挑戦するような生徒向けに編まれており、ものすごい演習量を課してくる印象がある。
塾生以外の一般生徒向けの市販問題集で、かなり多くの分量の問題を掲載しているが、答えだけしか載せていなくて、「分からなかったら、塾に入ってね」みたいなところがある。
こういう問題集は、説明してくれる大人が子供の周辺にいないと使いにくいから、親が答えられる範囲でしか自学できないのが欠点だ。
家庭で子供にやらせても、放ったらかしにはできないタイプの問題集だ。
問題数が少なくて、解説が詳しい
一方、みくに出版の「ここから算数」は、ほとんどの問題に解説や図解が載っている。
さらにホップ、ステップ、ジャンプという3段階があるが、それぞれ3問ずつしか載っていない。
1単元あたり9問で、15単元+力試ししかないので、全部で150問前後しか載っていない。
これは子供にとって、嬉しい問題集だ。
というのも問題数が多いと、それだけで子供は尻込みしてしまいがちだが、たった3問ならやってみようという気にもなる。
難易度が3段階になっているので、難しかったらホップの問題だけでもやれば良いし。
それに一通りやり終えると、受験範囲のかなりの部分をやることになるので、より難しい問題集に取り組む準備にもなる。
「見たことがある問題」「解いたことがある問題」は、問題に取り組むハードルを下げてくれるので、勉強に対する抵抗も減らせる。
個別指導塾に通わせるなら、ウオーミングアップとしてやってもらうようにお願いできる問題集の一つだろう。
ここから算数 目次
掲載問題は、ほぼ中学受験で出題される分野を網羅している。
※みくに出版webサイトより抜粋。
比を使った問題や、相似比を使う問題も載っている。
ここから算数 解説ページ
問題数が3問ずつなので、解説もゆったりとスペースが割かれている。
※みくに出版webサイトより抜粋。