答え合わせは、必ず子供自身でやらせないといけない
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答え合わせは、自分でできるようにならないと、学力はまず上がらない。
子供が答え合わせをきちんとやらないからと言って、親や塾の講師にお願いしたら、もう一生学力は上がらないと思った方が良い。
理由は簡単で、PDCAサイクルができないからだ。
PDCAサイクルというのは、
- プラン(Plan)
- ドゥ(Do)
- チェック(Check)
- アクション(Action)
という一回りの流れで、
- 計画して
- やってみて
- 良かったかどうか評価してみて
- 次の行動に移る
という、ビジネスでは普通に行われる活動だ。
これは、どこから始めても良いが、基本的には自分でやれないと、どうしようもない。
子供自身に答え合わせをさせるのは、自分で自分をチェックする習慣を作るためである。
そしてまた、問題集の答えには、たいてい解説が載っているので、それを読ませるためでもある。
他人が丸ツケをすると、解説を読むのは子供自身ではないから、子供が知りたいと思った情報が
子供に届かない可能性もある。
子供に答え合わせをさせる必要があるのは、そう言った事情もある。
子供のウチにつけておかなければならない学習習慣(2)として、分からないことは、辞書などで調べさせると書いたが、ココでは、答え調べを自分でさせると言うことになる。
学力アップには、満点主義でないとダメ。
「でも、ウチの子供は、答え合わせができないんです」
そういう親御さんもいるだろう。
それでもやはり、子供自身に答え合わせをさせないといけない。
だから問題は、子供がなぜ、答え合わせをいい加減にするか?と言うことだ。
これが分かれば、自分で答え合わせをさせることができるかも知れない。
子供が答え合わせをいい加減にする理由は、まあいろいろあるだろう。
面倒くさいというのがまず一つ。
間違えがあると、怒られるというのもそうかも知れない。
できない自分を見るのが嫌ということもある。
答え合わせをしない子供にとって、答え合わせは、あまり楽しくない仕事だってことだろう。