漢字の見本は、親に書いてほしい
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漢字の書き取りの練習は、小学生には必須だ。
ではどういう風にやれば良いか、と言えば「方眼ノート」を使って書く。
方眼ノートというのは、縦横に線が入ったノートで、5ミリ方眼とか、8ミリ方眼とか10ミリ方眼などの種類がある。
方眼ノートは、理科などでよく使うノートだが、漢字学習にも使われる。
100円ショップのダイソーなどでも、普通に売っているノートで、手に入りやすい。
長野県では「白文帳(はくぶんちょう)」という方眼ノートに、毎日1ページずつ、何でも良いから漢字を書き埋めてくるという宿題もあるらしい。
10ミリ方眼の場合、タテ3マス×ヨコ2マスで2文字書けて、文字の左右に空間が作れる。
8ミリ方眼では、タテ3マス×ヨコ2マスで、ひとマス間隔を空ければいい感じになる。
漢字の見本は、親に書いてほしい
さて、方眼ノートを使って漢字を練習する場合、見本の漢字をどうしても書かないといけない。
小学校高学年くらいになると、見本を見せれば、それを見て自分で書いてくれる子どもも多いが、最初は親が見本を書いた方がイイだろう。
もちろん、あらかじめ見本が書いてある漢字練習帳やドリルというのもある。が、そう言う類のモノは教科書準拠や漢字検定用のものだったりして、必ずしも練習させたい単語を練習できるとは限らない。
中学受験のための書き取りだと、そう言う練習帳では全然足りないので、結局見本を書いてやらないといけなくなる。
かといって、これを学校や塾に頼むのも難しい。
個別指導塾などなら、頼めば書いてくれるところもあるだろうが、ハッキリ言って、これってかなり塾迷惑な作業だということは覚えておいてもらいたい。
やってみるとわかるが、見本を書くというのは、かなり神経を使う作業だし時間がかかる。
子どもに漢字のテストをやらせ、書けなかった漢字を20くらいピックアップし、その単語の見本をノートに書く。
だが、子どもが間違えて覚えないようにきれいに書くのは大変だ。
1人や2人ならまだしも、5人や10人にそんなサービスはやっていられない。
で、そうやって時間を掛けて書いているにもかかわらず、はね・とめ・はらいがちょっと間違っているだけで怒ってこられる親御さんもいるから、割に合わない。
だから特別な場合を除き、ハッキリ言って御免被りたい。
申し訳ないですが、子どもを塾にやるなら、漢字と計算は、家で練習させてくださいね。